高3英語演習:上級編12の解答(その2)


⑥(デスーザに言わせれば、新しい無神論という敵の出現は、21世紀にキリスト教の真理を擁護し広める活動を続けるために神が与え給うたチャンスだ。)
「(『ナルニア国物語』の作者でキリスト教擁護者としても有名な)C・S・ルイスは、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)のような、彼が生きた時代の問題を取り上げた」とデスーザは指摘する。「だが今日、われわれはダーウィン主義や脳科学、現代物理学、イスラム・テロといった新たな問いを抱えている。新しい無神論を説く人々が、信仰の問題を議論の俎上に載せてくれたのは好都合だ」

⑦デスーザは、われわれ現代人も中世ヨーロッパの人々と同じように、死後自分たちに何が起こるのか心底知りたがっていると決めてかかる。彼自身がそうなのだ。キリスト教の信者が相手なら、死後の生があることを説く必要はない。だから、デスーザの説得の対象はキリスト教に懐疑的な人たち、つまり死ねばすべては無に帰すと信じることで心の平安を得ているであろう人々になる。だが、そうした人々はデスーザの議論の進め方に反発するかもしれない。彼は命題を提示すると、公平を期すふりをして双方の主張について証拠を示す。そして、さっさと結論に進んでしまう(もちろん勝つのはデスーザが好む主張だ)。しかし、デスーザは、懐疑的な人々も信じたい気持ちをある程度は持っていると思い込んでいる。

⑧彼は人の心に目を向け、そこに普遍的な道徳律があることを見いだす。この道徳律を心に有しているから、人間は、「汝の隣人を打倒せよ」というダーウィンの法則に真っ向から反するような、自己犠牲と思いやりの行為を行う(と言う)のだ。

⑨(神がいるのならば人間の苦しみを放置しているのはおかしい)この世では、悪がしばしば罰を逃れる。だからこそ、道徳律の背後にはあの世での現実(死後、人の魂は審判を受け、悪行の罰を受けたり善行を報いられたりする)があると考えられる。

⑩死後の生を信じている人たちは、その利点として,正直でいられる、人生に「希望や目的意識」を与えてくれる、健全な性行動(各種調査から)―そして、子供たちに善悪の判断を示すときの論理的な枠組みを提供してくれる
"surveys show" that believers have better sex. It provides "a mechanism to teach our children right from wrong"—a mechanism that those who have been subjected to it tend to describe as a neurotic lifelong fear of going to Hell.

⑪量子論で予言されているような、世界が無限に増殖している宇宙をさす。ここでは、物理法則はこの世界とは異なる値を取り、物質そのものも異なる形を取るかもしれないという。ただ、理論物理学のれっきとした概念であるにも関わらず、経験的な証拠に裏打ちされているわけではない。

| 上北沢・哲英会(個人塾)連絡用ブログ ホーム |

▲TOPへ