中2からの質問:フラスコ内の空気は・・・


質問内容:(写真)
ピストンを引くと、フラスコ内の空気は

{体積が増える}とか{膨張する}とか、教科書にあるが、なぜか。ぴんとこない。


下の写真には、フラスコ内という表現はないですが、
フラスコ内の空気が膨張したら・・・空気がフラスコを押すから・・・フラスコが割れるのでは

    ではなくて

ピストンを引くと・・・フラスコ内の空気が注射器?の中まで引っ張り出されて・・・
つまり、全体として、体積が増えた=膨張させられた・・・少し薄い空気になった=空気の密度が小さくなった・・・温度が下がる


空気はフラスコ内だけで膨張したのではない、ということ。

まとめ:空気は、何かに押し動かしながら膨張するとき、温度は下がり、押しつけられながら収縮するとき、温度は上がる。
    気体が真空中で空間の中に拡がっていくときには、何かにエネルギーを使っているわけではないから、温度は変化しない。
    これが雲のできかたのモデルになっている。

◇気圧について;
 注射器の先端(針はない)をゴム等でふさいで、ピストンを完全に押し込んだ状態から、
 引こうとしてもなかなか引けないが、引くことでできたスペイスは真空になっている。
 また、このピストンに約1kgのおもりをぶら下げても、ピストンは抜け落ちない。
これは、大気の圧力1034g/㎡がピストンを押しているから。
   1気圧=1.01325×10^5 Pa
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