指導状況 2018年4月(一部紹介)
「中1英語入門」
・英単語の覚え方
提案1 提案2
・発音
日本語にない母音
・リエゾンと消える音について
Take care. ていく けあ→ていけァ
・英語はイントネーション言語
Jack and Jill went up the hill
じゃっかんじる うぇなっぷ ざひゅ
・英文法のための文法用語
動詞(存在と動作)
名詞・冠詞
形容詞・副詞
人称;一人称・二人称・三人称
「中3数学:展開・因数分解」
・共通因数について
弧で括る=括弧 3x + 6y = 3 (x + y)
・文字式の変形
1/x +1/y=1 から、等式を2つ導く。
「高3国語」
テーマ:意識は存在しない(河野哲也) の解説・解題
しかしながら、環境問題をより深いレベルで捉え、私たちの現在の自然観・世界観を見直す必要性もある。というのも、自然の搾取を推進したその理論的・思想的背景は近代科学の自然観にあると考えられるからだ。もちろん、自然の搾取は人聞社会のトータルな活動から生まれたものであり、環境問題の原因のすべてを近代科学に押しつけることはできない。
しかしながら、近代科学が、自然を使用するに当たって強力な推進力を私たちに与えてきたことは間違いない。その推進力と人間の欲求を追求するためのコウリツ的な手段と道具を与えたというだけではは、ただ単に近代科学がテクノロジーを発展させ、ない(テクノロジーとは、科学的知識に支えられた技術のことを言う)。
それだけではなく、近代科学の自然観そのものの中に、生態系の維持と保護に相反する発想が含まれていたと考えられるのである。近代科学とは、一七世紀にガリレオやデカルトたちによって開始され、次いでニュートンをもって確立された科学を指している。近代科学が現代科学の基礎となっていることは言うまでもない。近代科学の自然観には、中世までの自然観と比較して、いくつかの重要な特徴がある。
第一の特徴は、機械論的自然観である。中世までは自然の中には、ある種の目的や意志が宿っていると考えられていたが、近代科学は、自然からそれら精神性を剥奪し、定められた法則どおりに動くだけの死せる機械とみなすようになった。
第二に、原子論的な還元主義である。自然はすべて微少な粒子とそれに外から課される自然法則からできており、それら原子と
法則だけが自然の真の姿であると考えられるようになった。 (以下、省略)
「高3英語」
ハイレヴェル入試問題編
(1)At first glance, Kennedy's claim that the material benefits offered to married couples by the government and employers are there to "nourish" each union seems like nothing more than an idealistic way of saying something obvious: Americans know that there are economic rewards to marriage. But Kennedy's word choice was not random. Benefits designed to "nourish" do more than reward the act of getting married; they (2)encourage married couples to behave in certain ways. Since their introduction, America's biggest social insurance programs have promoted inequality within marriages by pushing couples to organize their household economies so that one spouse is in the workforce while the other performs unpaid care work in the home.
(1)の訳;政府や雇用主から結婚した夫婦に供与される給付金は、すべての夫婦を「助成する」ために存在する、というケネデイの主張は、ー見、 「アメリカ人ならば、結婚すれば経済的な見返りがあることは知っている」という簡単なことを難しそうに(抽象的に)と表現しているだけのように見える。だがケネディは、適当に言葉を選んでいるのではない。「助成する」ように設計された給付は、結婚という行為に報いる以上の役割を果たしている。それらの給付は、結婚したカップルに特定の方法で行動するように促しているのだ。その導入以来、アメリカ最大の社会保障制度は、一方の配偶者は労働力として働き、他方の配偶者は家庭で無給のケア労働を行うように、カップルが彼らの家庭経済を構成することを後押しすることによって、結婚関係の中に不平等を醸成してきた。
(2)の説明; 給付金の存在が、結婚したカップルに対して、一方は労働人口の一員になり、一方は家庭にとどまり、
無給のケア労働をするように促しているということ。
Social Security, for example, encourages breadwinner-homemaker marriages using both (3)carrots and sticks. Most people understand Social Security to pay out benefits at retirement purely on the basis of what individuals pay into the system during their working lives. But, in fact, Social Security does not pay everyone who contributes the same amount equally. Being married or unmarried also determines the size of an individual's benefit. Social Security's retirement insurance program offers a married person an extra 50 percent of whatever retirement benefit he or she earns. This "dependent benefit" is intended to support the worker's spouse. Single people in the workforce pay the same Social Security taxes as married people, but they do not earn this dependent benefit. In other words, single people only earn two-thirds of what married people can earn.例えば、社会保障はあめとむちの両方を使って、大黒柱と主婦からなる結婚を奨励する。大半の人は、社会保障は各個人が自分の在勤中に制度に払い込んだものだけに基づいて.退職時の給付金を支払ってくれるのだと理解している。だが実際には、社会保障は、同じ金額を払い込んだ人に対して、平等に支払うわけではない。結婚しているか未婚であるかによっても個人の給付金額は違ってくる。社会保障の退職保険制度は、結婚している人には、その人が獲得した全退職給付の50%を上乗せして提供する。この「扶養手当」は、労働者の配偶者を支援することを目的としている。労働者として働く独身者は、結婚している人と問領の社会保障税を支払うにもかかわらず、この扶養手当は受け取れない。言い換えれば、独身者は結婚した人が受け取ることのできる額の3分の2しか受け取れないのだ。
(3)の説明; 夫婦の一方が外へ働きに出て金を稼ぎ,他方が家事を引き受けるというライフスタイルをとる夫婦には,アメリカの社会保障制度は退職時に扶養手当という「あめ」を与えるが,独身者や共稼ぎ夫婦は扶養手当の恩恵にあずかれず.「むち」打ちのような不利な扱いを受けるということ。129
carrots:結婚していれば、扶養手当としてカップルの一人が50パーセント増しの退職給付金を受け取れること。
sticks:共働きの場合には、一方の配偶者しか扶養手当を受け取れないので、もう一人がそれまで収めてきた払込金は
無駄になり、もし両者とも給付金を受け取ろうとすると扶養手当は受給できないこと。138
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