大学入学共通テストのリアル


多くの受験関係者たちは、まだ心の準備さえできていないことでしょう。

世間は、東京オリンピックのチケット購入をめぐって大騒ぎですが、翌年の(2021年)1月に実施予定の「共通テスト(センター試験に代わる)」に関する各大学の情報(参加の仕方、活用方法、配点など)がいまだほとんど公表されていないからです。

今回の入試改革が、高校生の負担を減らすどころか、英語4技能という、もっともらしい名称のもとに「speaking」のテストを追加してくるとは・・・(都立高校入試にも採用されると聞くに至っては)・・・なにをかいはんや!


というのは、
現在、「listening」の指導すら覚束ない状況(事実上、生徒の自己努力次第、自己責任)であり、さらに、指導の方法すら確立されていない「speaking」のテストを導入するとは、どれだけ子どもたちに責任を丸投げすることになるのか、子どもたちから「人生の時間」をどれだけ奪うことになるのか、また現場の教師たちが天を仰いで絶望していることが、全くわかっていない大人たちが教育行政を取り仕切っているからです。

六ヶ年の中高一貫教育(先取授業と入試演習)でなければ、受験の現実(上位大学への合格)に対応できないような歪んだ教育世界を改革すべきなのに・・・

*英語のlisteningやspeakingが必要ないと言っているのではありません。これらは、どうか ほかの場所・ほかの場面でやってほしいのです。(私はかつて語学学校に何年も通いましたが、楽しかった記憶しかありません。おそらく、自分で選択した道だったからでしょう。)

必要な語学はそれ専門の学校でゲットすればいいと思うのです。



新大学入学共通テストの特徴
現在の高校2年生 は、2021年1月に大学入学共通テスト(以下、共通テスト)を受験することになります。
また、現行の「AO入試・推薦入試」は、別途学力試験を受けることが必須となります。


去る2018年11月10日•11日にかけて実際された「大学入学共通テスト施行調査」に出題された問題の出題形式は、今後の新大学入学共通テストのプロトタイプと考えることができます。

まず、英語について

英語は2020年度から2023年度までは、移行期間として
、大学入試センターの「共通テスト」と、「*民間の検定試験」の両方が並行して実施される。

*「実用英検」「TEAP」「TOEFL iBT」「TOEIC」など。

◇ 筆記[リーディング)

•問題数は6問。すべて読解問題。名称も「筆記」から「筆記[リーディング]」に変更、
配点は200点から100点に。
•「発音•アクセント問題」「文法問題」「整序英作文問題」等は一切出題されない。
•設問、選択肢、問題のリード文等はすべて英語。
•英文の題材は、ウェブページやブログ、ディベートやプレゼンのための資料等、身近で実用的なもの
•英文を読んで事実と意見を整理する力、英文全体の構成を理解するカ英文の内容を理解して要約する力等が問われる。
•あてはまる選択肢をすべて選ばせる問題がある。

◇ リスニング

•問題数は6問。名称はリスニングで変わりませんが、満点は50点から100点に増加。
•ナレーターの人数は第4問B、第6問Bでは4人。
•2回音声が流れる問題(第1問~第3間)、1回しか音声が流れない問題(第4問~第6問)。
•同じ選択肢を2回以上使う問題がある。
•あてはまる選択肢をすべて選ばせる問題がある。
•ナレーターの構成は米国人のみではなく、英国人、日本人も含む。

(続く)

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