早⼤国語騒動についてのメモ



先月、早稲⽥⼤学教育学部は重⽥園江氏の著作を引用した⼊試問題(国語)を出題しました。
その顛末はこちらです。Yahoo News

重田氏は、同大学の慢心を糾弾しているのです。
選択肢から正解を導き出せない、あるいは、正解を一つに絞れないような問題を不用意に作成し、恥ずかしげもなく入試問題としたことによって、公明正大な入試問題を与えられるという受験生の正当な権利を著しく侵害していることを、氏は嘆いているのです。

早稲田大学の、こうしたテイタラクは、今回にとどまらないと考える関係者は多いと思います。
私は、生徒に入試問題(早大中心、慶応に国語がない)を解いてもらい(問題用紙に記入)、その答えの根拠を問う作業(さらに添削や誤読の指摘)を数十年やっています。
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「いわゆる正解」に関しては、赤本、『全国大学入試問題正解(旺文社)』、最近では、大学が発表した「正解」もチェックしますが、これらの正解なるものが一致しないことは決して珍しくはありません。上記(選択肢から正解を導き出せない、あるいは、正解を一つに絞れない)のような問題に遭遇するとき、生徒には、ーカクカク云々のゆえにー「出題者がバカだから」「問題が狂ってる」などと言って悲しく落着させるのです。こんなとき、私は生徒の答案に〇をつけて、彼、彼女の労をねぎらうことにしています。

早稲田大学は、政経学部のように、安易な〇×問題から決別し、記述問題へと舵をきるべきです。

ハットするような良問を期待するものです。
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